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2020.12.24

渋谷区が、スタートアップエコシステムのさらなる発展のためにコンソーシアムを設立

私たちShibuya Startup Supportの目的は、この渋谷で成長しながらイノベーションを社会実装できるように、国内外のスタートアップ企業をコンシェルジュ的にサポートすることです。とくに、海外スタートアップの事業拠点設立のプロセスを、行政側の立場から「Startup Welcome Service(英語)」を通じて可能な限りスムーズにすることに力を入れています。
一方で、確立したスタートアップ企業がさらに飛躍するには、産官学(経済界、行政機関、教育機関)の連携による、地域を超えた支援や、幅広いコミュニティとの交流、より高い視座のメンターシップが必要です。そういった越境的な取り組みに向いているのが、さまざまなバックグラウンドのプレーヤーが協力して目的を実現するコンソーシアムです。

そこで渋谷区は2020年11月12日、渋谷区内におけるスタートアップエコシステムの更なる発展のため、産官学連携の組織として「渋谷コンソーシアム~Shibuya Startup Deck(シブデック) ~」を設立しました。
その目的は、「共助のあるコミュニティづくり」「スタートアップフレンドリーな環境整備」「新しいサービス・技術の社会実装支援」「グローバル化」です。

チェアマン(会長)には、元通産官僚であり大学教授として、経済界・行政機関に数々の人材を輩出してきた鈴木寛氏が就き、渋谷区長の長谷部がバイスチェアマン(副会長)を務め、ダイバーシティーとインクルージョンという特色をもった渋谷らしく、旧来のトップダウン的でない組織を目指します。

長谷部健渋谷区長のコメント:

「いよいよこの渋谷でスタートアップのコンソーシアムが具体化し動き出す段階まで来ました。 今回のコンソーシアムは『Shibuya Startup Deck』という名前に決まりました。 “デック”というのは、渋谷らしくスケートボードにちなんだ言葉であり、世に浸透していく中で親しみをこめて『シブデック』と呼ばれたらいいなと思っています。 このコンソーシアムから生まれたスタートアップがどんどん活躍して、まずはコロナ禍の世の中における課題などの解決に向けて新しいイノベーションを起こしながら、行政も協力して新しい街づくりを進めていければと思います」

コロナ禍の世の中における新しいイノベーションについては先日のTOPICS記事『渋谷区官民連携オープンイノベーションプロジェクトに12社が採択』にもあるように現在、約100の企業・団体・大学・研究機関から応募(そのうち海外企業が約10)があり、随時実現化しています。 これから、さまざまな取り組みが互いにつながり、実を結んでいきそうです。

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