• Home
  • Topics
  • 渋谷区の実証実験事業「Innovation for New Normal from Shibuya」採択企業初の本格実装! 株式会社バカンのサービスを導入します
  • 2021.06.13

渋谷区の実証実験事業「Innovation for New Normal from Shibuya」採択企業初の本格実装! 株式会社バカンのサービスを導入します

渋谷区は、AI×IoTを活用してあらゆる空き情報を配信するスタートアップ、株式会社バカン(東京都千代田区、代表取締役:河野剛進、以下「バカン」)のIoTサービス「VACAN AirKnock Ads(バカン エアーノックアッズ、以下 AirKnock Ads)」を導入し、渋谷区役所の1〜4Fにお手洗いの混雑を抑止することで、快適な利用環境を提供します。
実証実験事業「Innovation for New Normal from Shibuya」を通じて応募のあった158社、うち採択を経て実証実験を実施した16社の中から、渋谷区への本格導入につながった初めての事例となります。
渋谷区は本事業を契機として、社会課題を解決するためのテクノロジー・ソリューションの実証・実装を加速させ、区民生活の向上とより一層のスタートアップ・エコシステム拠点都市としての成長を目指していきます。

<サービス概要>
■お手洗いの混雑抑止と情報配信を両立し、利便性を向上
実証実験事業「Innovation for New Normal from Shibuya」において、バカンは採択企業として、昨年より渋谷区と共同で、混雑を抑止し快適なお手洗いを提供するIoTサービス「AirKnock Ads」の実証実験をおこなってきました。今回は実証実験の効果を踏まえて、区役所庁舎の1〜4Fのお手洗い個室31室に快適性と安全性の向上を目的として「AirKnock Ads」を本格導入します。
AirKnock Adsは、お手洗いの個室の壁面に設置された小型のタブレットを通して、利用者に使用時間を配信します。またタブレットを通してや施設からのお知らせなど配信することで、お手洗いを新たな情報発信の場として利用できます。

■AirKnock Ads導入で期待される効果

①混雑の抑制効果
新型コロナウイルスの感染拡大の影響から、お手洗いについても例外なく感染拡大防止のために「密」の抑制が求められています。使用状況や利用時間が可視化されることで、長時間利用の自発的な防止や密発生の抑制などが期待できます。
サービスを導入済みのオフィスでは、1個室あたり1日45分※の利用時間の削減効果が確認されています。
※利用削減時間は参考値であり、場所や環境によって変わります。

 

②新たな情報提供の場を創出
お手洗いの中に設置されたタブレットを通して施設の情報などを配信することで、新しい情報配信の場を創出します。お手洗いは他のコンテンツが少ないため、利用者の視認性が高く集中してコンテンツを見やすいといった特徴があります。実証実験では、配信した広告の理解度が70%を超える結果が出ています。
※広告の理解度は参考値であり、場所や環境によって変わります。

 

③トイレの「行ってみたら空いていなかった」を防ぐ
多くのトイレは入ってみるまで使用状況を確認できず、「行ってみたら空いていなかった」といった問題が起こりやすい状態です。リアルタイムの混雑情報を利用者が手元でいつでも確認できるようにすることで、ストレス低減や利便性の向上をサポートします。

 

<参考>
■スタートアップ・エコシステム拠点都市「グローバル拠点都市」とは
有識者と内閣府、経済産業省、文部科学省により選定されたエリアにおいて、我が国の強みである優れた人材、研究開発力、企業活動、資金等を生かした世界に伍する日本型のスタートアップ・エコシステム拠点の形成と発展を目指します。
このために、一定の集積、潜在力を有する都市で、地方自治体、大学、民間組織等がスタートアップ・エコシステムの形成に取り組む拠点形成計画を認定し、当該拠点都市に対して政府、民間サポーターによる支援を実施するものです。グローバル拠点都市として、全国で4か所選定されました。
https://www8.cao.go.jp/cstp/openinnovation/ecosystem/index.html

 

■実証実験事業「Innovation for New Normal from Shibuya」とは
新型コロナウイルスの拡大により、セクターを問わず、新たな日常である「ニューノーマル」への適応が求められる中、スタートアップ企業や大学、研究機関などから、さまざまな分野の社会課題を解決する新しいテクノロジーやアイデアの募集をする事業です。採択された案件に対しては、速やかに区の担当部署・担当者と調整し、迅速な社会実証を目指していきます。なお、応募フォームは日本語と英語に対応しており、海外からの募集も受け付けています。
令和3年6月現在158件の応募、16件の採択をしており、バカンは実証実験への採択を通じて本格実装した初の事例となります。
https://shibuya.throttle.biz/innovation/

■株式会社バカンについて
会社名:株式会社バカン
代表者:河野剛進
所在地:東京都千代田区永田町2−17−3 住友不動産永田町ビル2階
設立:2016年6月
URL:https://corp.vacan.com/
バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。IoT、AIを活用してあらゆる空席情報を収集し提供。レストラン街やカフェ、お手洗い、観光地、避難所、投票所などあらゆる場所の空き状況をセンサーやカメラなどで検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信するサービスを提供しています。

Go Back