食料廃棄のない未来の渋谷を実践するパイロットプロジェクト「Shibuya Foodloss Challenge」を実施・参加者を募集します。
渋谷区は、新しい価値観や眼差しを見つけ出し、共に実践していくために小さな実験を繰り返す実験の場(『Shibuya Scramble Lab(仮称)』)を検討しています。今回、ラボ本格始動前のパイロットプロジェクトとして、食への強い想いを持つ人々と、クリエイター‧技術者‧研究者など自分の専門性を活かしたい人が集い、約4週間(1/29~3/5)にわたりフードロスに関するプロジェクトを実施します。
プロジェクトでは、実践のテーマを「食料廃棄のない食の未来の可能性」とし、応募者から選考された約20名が、事前の個人での食生活の内省からはじまり、チームでのヴィジョンづくり、そして未来を実装するための問いたてといったアプローチで事業化に向けたアイデアの発想を行います。
【プログラム内容】
●オリエンテーション:2022/1/29(土) 10:00-17:00
食に関するゲストトークを開催。その後は事前課題をもとに、個々人の未来ヴィジョンを交換しながらチームづくりを行います。
●ワークショップ:2022/2/5(土) 13:00-16:30、2022/2/19(土) 10:00-17:00
描いた未来に向かうための問題設定やアイデアの発散、コンセプト立案までを各チームごとに計2回のワークショップおよび議論します。
●ピッチ:2022/3/5(土) 17:00-20:00
VCや渋谷区職員、食にまつわる企業担当者に向けて、チームで考案したプロジェクトアイデアのプレゼンテーションを行う予定です。
●メンタリング:プログラム期間中
外部からお呼びしたメンター・アドバイザーによる、ビジネス・ブラッシュ・アップとピッチ準備のためのメンタリングを受けることができます。
●事業化サポート:2022/3〜
ピッチにより厳選されたチームに対しては、ネットワークやリソース提供などの事業化に向けたサポートを渋谷区役所から提供予定です。
【募集要項】
1. 選考スケジュール
応募締め切り:2021年12月19日(日) 23:59
第一次選考結果連絡:2021年12月27日(月) 以降
第二次選考(オンライン):2022年1月4日(火)以降
合格通知:2022年1月18日(火) 以降
2. 定員人数
20名程度
3. 求める人物像
・フードロスや食にまつわる問題に強い関心や興味がある方
・気候変動や食糧危機といった社会課題への取り組みをかたちにしたい方
・プロジェクトを楽しみながら積極的に本気で取り組める方
・渋谷が好きで、渋谷から未来の社会について考えたい方
・社会課題にクリエイティブやテクノロジーを活かして取り組みたい方
・自ら進んでプロジェクトを推進できる方
4. 参加費用
無料
※参加にかかる通信費や設備費用等についてはご自身で負担いただきます。
5. エントリー課題
以下内容を特設ページ内エントリフォームからご記入、応募ください。
https://shibuya-startup-support.jp/jp/shibuyafoodlosschallenge/
エントリーページ:https://forms.gle/tcjvodYT57opCdS28
・本プログラムへの志望動機(300文字程度)
フードロス(食)への想いやこのプロジェクトで何を学び、成し遂げたいかを書いてください。
・自己PR(300文字程度)
あなたはどんな風にチームに貢献できるのか、今までに主体的に取り組んだ経験・プロジェクト等とその中でのあなたの役割などを書いてください。
※その他エントリー条件および注意事項、審査方法については特設ページをご覧ください。
【Shibuya Scramble Lab(仮称)とは?】
ちがいをちからに変えるラボ、「Shibuya Scramble Lab(仮称)」では、「ちがいが起こす挑戦で、未来の選択肢をつくる。」をミッションに、新しい価値観や眼差しを⾒つけ出し、共に実践していくための実験場です。
●渋谷区は、世界に伍するスタートアップエコシステム拠点都市を目指し、多様な取組みを実施しています。海外スタートアップ企業向けポータルサイト「Shibuya Startup Support」による国内外への情報発信や、産官学連携の組織である「Shibuya Startup Deck」によるスタートアップフレンドリーな環境作りなど、スタートアップエコシステムの形成・発展のための支援を行っています。
【メンターからのメッセージ】
■小倉 崇(Urban Farmers Club代表理事)
日々の食事に困窮する人々が増えている社会において、一方で課題とされるフードロスの本質とは何か。単眼ではなく複眼で、利己的ではなく利他的な発想で。渋谷ならではのアイデアに出会いたい!
■佐々木 善徳(日本スタートアップスタジオ協会理事)
「フードロス」という社会課題は、サステナブルな社会にしていくために切り離せない重要な観点だと考えています。解決にはロジック的正しさだけではないイノベーティブな切り口と、それを探求のための支援は必要不可欠です。我々のスタートアップスタジオの知識とノウハウを注ぎ込んで、事業創出の支援できればと思います。
■小池 博史(NON-GRID inc. / Why Juice?)
フードロス、食品ロスは「もったいない文化」のある日本人には考えやすい問題のはずですが、実情は食料自給率が低いのにひとりあたりの食品廃棄量はかなり高いと言われています。今回のこの取り組みから新しく楽しいアイディアを生み出し生活に溶け込むデザインを皆さんと作れたらと思っています。